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建築を通じて考える環境とエネルギー

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あらためて自然エネルギーと環境について考えてみよう

北海道では泊原子力発電が停止してから5月5日でまる5年が経ちました。このことを祝うパレードが大通りなどで開催されるそうです。
2017年の5月6月7月 あらためて「自然エネルギーと環境」について皆で考える連続講座を開催します。
日本中原発無しで電力は足りることが実証されましたが、今北海道で稼働中の発電所の原料は石炭と重油という化石燃料が主で、次に水力です。
今回のテーマは、化石燃料の消費を減らすこと、経済的であること、環境への配慮をしっかりすることが高い次元でバランスが成り立つという視点から、自然エネルギーについて考えていきます。
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写真は4月後半、札幌市清田区にある雪捨て場。推定幅80メートル×奥行150メートル×高さ5メートルの雪があります。さらに早く溶けるように大型のパワーシャベルでかき混ぜています。このように除雪と融雪に膨大なコストを使う堆雪場が札幌市内に多数あります。この雪は冷房や除湿、加湿、空気を浄化するなど、多くの可能性を持っているにも関わらず全く利用されておりません。
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5月25日木曜日はこの堆雪場利用で起業した研究者で建築士でもある本間弘達さんを招き、お話をうかがいます。洞爺湖サミットの国際メディアセンターの雪冷房システムを構築したことで皆さんもご存じのことかと思います。ぜひ一人でも多くの方にローカルエネルギーのことを

自然エネルギーと原発を考える連続講座5月25日㈭
「ローカルエネルギー雪冷房の現場最前線! ~見方を変えれば味方になる~」
18時半 エルプラザ2階環境研修室(会費500円)
 本間弘達さん ㈱雪屋媚山商店代表取締役 工学博士 
雪冷房専門の設計コンサルティング業。民間では日本唯一。北海道美唄市を活動拠点に、雪冷房事業を展開。帝国ホテルの雪利用、エアウォーター物流倉庫、JFE植物工場やサハリン州農業施設の雪冷房設計などを担当。現在は、ホワイトデータセンタープロジェクトの代表として、IT分野での雪冷却と廃熱を利用したクラスター形成事業を展開中。また、北海道食材の高付加価値化を目指し雪貯蔵食品の開発に注力中。
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本間さんより
やっかい者の有効利用技術「雪冷房」を例に、雪国の自然エネルギーの可能性について学び、将来のエネルギーの在り方について考えます。
雪冷房の簡単な仕組みや導入事例などの実態について紹介し、将来に向けて進行中のプロジェクト(ホワイトデータセンター構想、北海道スノーフードなど)についてご紹介します。
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18時開場18時半からエルプラザ2階環境研修室で開催します。会費500円
主催は自然エネルギーと原発を考える市民の会(Shut泊)
お問い合わせ 川原茂雄 skawahara1217@nifty.com
FAX 011-896-0642

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6月29日㈭は フーム空間計画工房1級建築士事務所の宮島 豊がお話させていただきます。
 原発に代わる電力をどう作るかという点が注目されていますが、まず電力を現代のように消費する構造そのものを見直さなくては問題は解決されません。特に311以降でありながら土木、建築の公共工事や補助金事業には目に余るものが多く見られます。これら計画中、建設中の公共事業の実例をもとにエネルギーや環境への問題、そして省エネルギー建築の可能性や、失われた自然再生の取り組みについてお話します。
7月27日(木)は 環境最先端国といわれるスイスから近自然学研究所の山脇正俊さんをお招きして、エネルギー問題、そして平和で持続可能な社会システムについてお話していただきます。
すべて18時開場18時半からエルプラザ2階環境研修室で開催します。会費500円
主催は自然エネルギーと原発を考える市民の会(Shut泊)
お問い合わせ 川原茂雄 skawahara1217@nifty.com
FAX 011-896-0642


 
by kenchiku2012 | 2017-04-28 15:25